【図解】高校受験、志望校を下げるべきかどうかの基準

高校受験生はいよいよ願書押印の時期になり、志望校を下げるべきかどうかのご相談も多数いただいていますので、志望校決定の基準を書いてみたいと思います

基準は2つ

この2つの軸で考えてみると良いかと思います。

・合格可能性
・不合格許容度

合格可能性

合格可能性とは、合格できるかできないかの度合いです
今までの模試で合格点に届きそうな方は「高」ということになります。

不合格許容度

不合格許容度とは、もし落ちてしまった時にどのくらいその結果を受け入れられるかの度合いです
不合格を受け入れられるという方は「高」ということになります。

生徒や保護者の方の性格によっては「絶対落ちたくない」という考え(許容度低)の方もいらっしゃいますし、「落ちる可能性があってもどうしてもこの高校でないとイヤだ」という考え(許容度高)方もいらっしゃいます。

あなたはどの位置?

上に書いたような2つの軸から、4マスの表ができます。この表のどの位置にいるかによって、志望校を下げるべきかそうでないかが決定してきます。

また、どこの高校を基準にするかによって、位置が変わってくるはずです。

志望校.001

下げるべき基準

①、②の位置にいるのならば下げる必要はないかと思います。落ち着いて勉強に集中してください

①は合格する可能性も高く、万が一落ちたとしても受け入れることができる状態ですので、文句なしでそのまま志望校を決めることができます

②は合格する可能性は高くないですが、不合格になるリスクをとってでも受験したい高校なのですから、あとはひたすら勉強して点数を上げるだけです。がんばってください!

③、④の位置にいるのならば、志望校を下げることを検討することになるかと思います。

③は合格する可能性は高いですが、落ちたくない気持ちが強いということですので、点数をもっと上げて合格可能性を高めていくか、安全策をとって低い志望校にするかという選択になります。

④の位置からの作戦

現時点で志望校を下げるか悩んでいる方は、④の位置にいることが多いと思います。基本的には志望校を落とすことによって、表の③などに位置するように変えていきますが、志望校を変えずにその高校に行きたいという方の戦略は2つです。

志望校.001

④→③に移動するためにとにかく実力を上げる作戦。当然ですが、合格可能性が高まれば良い結果になります

④→②に移動するというのは、覚悟を決めて勉強するという作戦です。誰しも不合格は嫌なことですが、思い切ってそのリスクを受け入れて挑戦してみるというちょっと強硬な戦略です

後悔しない志望校選びを

高校受験の志望校を下げるべき基準について書いてみましたので判断のご参考になればと思います。

ぜひ後悔しない志望校選びをしてください

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