「昨日は何を成し遂げましたか?」
突然こう聞かれたらどう答えますか?なかなかパッと思いつかないですよね。
では
「昨日は忙しかったですか?」
と聞かれたらどうでしょうか?色々と忙しかった、と答えるのではないでしょうか。
この2つを合わせると、「何をしたかわからないけど、とりあえず忙しかった」ということになりますが、これって結構悲しいですよね。がんばっているはずなのに達成感が少ないと、だんだんモチベーションも下がっていきます。
そうではなく、「今日はこれを成し遂げた!」という達成感を日々積み重ねていくことができたらいいですよね。
そのために、やるべきことを一日一つに絞るのがオススメです。
ハイライトを設定する
具体的には、今日のハイライトというものを設定します。一日の終わりに「今日はこれができたから良かった」と思えるような重要なことを、あらかじめ決めておくのです。
たとえば「今日は数学の過去問を解く」と決めたら、そのハイライトに全力で集中するということです。
集中するというのは気持ちの問題だけではなく、スマホは電源を切って別の場所に置く、テレビはコンセントから抜くくらい集中するということですね。
一日一個だけでいいので、とにかくハイライトをやっている時だけは全部の精神力を使うんです。
ハイライトが終わらせたら「今日はこれをやった」という達成感を味わってくださいね。次の日になっても「昨日は数学の過去問を解いた」という達成感があるので日々の勉強に張り合いが出てきます。
やるかもリスト
ハイライト以外のことはやるかもリストを作成します。やることリストではなく、やるかもリストです。
今日やれたらいいなと思うことをリストにしておきます。やるかもリストは今日できなくて先延ばししてしまってもオーケーです。やらなきゃというプレッシャーをかけるのはハイライトだけです。
理想としては、やるかもリストに書かれていることを習慣化することです。たとえば英単語を覚えると決めたら、毎日必ずやるようにします。一度習慣になってしまえば、あとはラクにこなすことができます。
がんばるのはハイライトだけにして、その他のことはできるだけストレスにならないように工夫するのが効率的です。
一日一個で十分
もっとがんばらないと不安だという気持ちもよくわかります。でも、一日一個達成していけば、一年で365個ですから一日一個で十分なんです。
点数で言えば、一日1点アップさせる気持ちで集中していけば三ヶ月で90点アップです。
欲張ってあれもこれもと増やしていくと、「忙しいけど何をしたかわからない」という状態になってモチベーションが下がり、結局長続きしないというような負のスパイラルにはまっていきます。
ですから、一日一個のハイライトに集中してください。
ハイライトの使い方やもっと詳しい解説はこちらの本に書かれています。
学習塾 S-class講師。青森市出身、青森高校55回生。のんびり自由に塾を運営しています😄いつかフィンランド、スウェーデンに教育視察に行きたいサウナも行きたい👀