「わかったからもういいや」をなくしていくのが青森県の高校入試では重要だということは納得していただけたでしょうか?
あとは勉強していけばいいのですが、ただ勉強するといっても具体的なやり方をイメージしにくいですよね。気持ちだけでがんばるのは限界があります。
勉強をはじめるためのスイッチが必要です。
スイッチを入れるための提案として、「おうち塾」をオープンしてもらいたいと思います。
自宅を塾に見立てて、自動的に脳が勉強モードに入るようなスイッチを作るんです。おうち塾に必要なのは環境と勉強法の二つです。
環境をつくる
ぼくたち日本人は家の中に入る時、ごく自然に靴を脱ぎます。外国人から見たら「毎日丁寧に靴をそろえてすごいなぁ」とビックリされているかもしれません。
でも日本人は「よし、今日もがんばって靴を脱ぐぞ!」といって脱ぐことはないんです。なぜなら、玄関に入った時点で、靴を脱ぐというスイッチが入るからです。やる気を出さなくても、環境の力をうまく利用すれば素晴らしいことができるんです。
そんなイメージで、「この環境になったら勉強する」というスイッチを作ってもらいたいと思います。
たとえば、「勉強机に座ったところからおうち塾スタート」「このBGMをかけはじめたらおうち塾スタート」といった感じです。このスイッチは勉強のスタートを自動化してくれます。スイッチが無いと毎日「よし勉強やるぞ」とがんばらなければなりません。
壁に掲示物を貼ったりしてみるのも環境作りにはいいですね。
プチさくら個別指導学院を名古屋市内に発見!
フェイスブックでお知り合いになった名古屋市内のご家庭から「うちはプチさくら個別になってます」なんてメールをもらいまいた。 部屋の写真をUPしてくれているそうなので、どんなもんだろうかと見てみると・・・ これは!? 部屋の壁に8つのテスト勉強法というカテゴリーで書いたこのブログ記事のタイトルを写真と共に貼り出してくれてますね。 …
たまにインスタで勉強垢を見て、雰囲気のいい学習環境の参考にするのもいいかもしれません。
環境を作るという意味では、「おうち塾」でなくても友達とグループで作る「なかま塾」でもいいですし、オープンチャットを使った「LINE塾」や「カフェ塾」でもいいんです。
とにかく、重要なのはスイッチを作ることです。
「勉強する」ではなく「回す」
塾としての環境が整ったら、勉強法をカチッと決めます。
とても効果のある勉強法をお話ししたいと思います。世の中にあるたくさんの塾ではこの方法で点数をアップさせています。
その方法は
「ワークを三回解く」
これだけです。
新しい教材がなくても問題ありません。間違ったところだけでもいいので、答えを見ずに最低三回解き直してください。
三冊のテキストをやるより、同じテキストを三回やった方が効果的です。塾としてはテキストを三冊買ってもらう方が利益が出ますけどね。効果があるのは三回繰り返し解く方法です。
繰り返し解くことを「回す」と呼んだりします。回すことが「わかったからもういいや」で点数を失わないための最も重要な作戦です。
一回か二回正解したからといってやめずに、しっかり何度もグルグル回してください。できていることをもう一度ダメ押しで勉強することが重要です。専門的にはOverlearning(オーバーラーニング)と呼ばれるテクニックです。
日本で一番難しい試験である司法試験の勉強をする人たちは、勉強仲間とこんな会話をするそうです。
「あのテキストどれくらい回した?」
回すということが勉強の進み具合の基準なんですよね。ワークの空欄を埋めることや、一人勉強ノートに何ページ書いたかはもちろん大切なことではありますが、勉強の効果としては少し不安です。
それよりもグルグル回すことです。
勉強していくうちに自分のオリジナルや相性の良い方法をプラスしてもいいですが、はじめは「ワークを三回解く」ということを基本としてやってみてくださいね。
回すことができれば勉強法の8割は完成です。残り2割は細かいテクニックの集まりです。
たとえるなら、おいしいハンバーグにおいしいソースをかけた状態です。もうこれだけで十分おいしいですよね。あとは付け合せの野菜を何にするか?というような細かなことです。
以上で、青森県高校入試で最も重要なことは終了です。残りの記事は好きなところからお読みください。
学習塾 S-class講師。青森市出身、青森高校55回生。のんびり自由に塾を運営しています😄いつかフィンランド、スウェーデンに教育視察に行きたいサウナも行きたい👀