テストはガチャである

「今年の入試にどんな出る問題がわかったらいいのに」と考える人も多いと思いますが、それは出題者以外わかるわけがありませんよね。

でもどのように問題が出されるかという仕組みはわかりますので、攻略可能です。それを解説してみたいと思います。

出題の仕組み

テストの問題は完全にランダムに出題されるわけではありません。

問題はガチャから出題されると考えてみましょう。よくお店に置いてあるガチャガチャです。

簡単な問題は「簡単なガチャ」というマシーンから出題され、難しい問題は「難しいガチャ」というマシーンから出題されると思ってください。

どういうことか、イラストと一緒にお話していきますね。

簡単なガチャ

イラストを見てみてください。

簡単な問題で数が少ない

「簡単なガチャ」はガチャ玉の数が4個しかありませんし、一個一個が簡単な問題です。

この中から一個だけ玉が出てきます。これが出題されるということです。

ガチャが出てくる

難しいガチャ

では難しいガチャを見てみてください。

難しく数が多い

ガチャ玉の数でいっぱい(たとえば20個以上)あって、一個一個も難しいです。その中から出題されるというイメージです。

出題された玉が、もしすでに理解しているものであれば正解です。もしまだ理解していない、知らないガチャ玉が出たら不正解ということです。

やっていない問題がある

つまり、できるだけたくさんのパターンのガチャ玉に対応できるようにしておく、これが勉強するということなんですね。

どう勉強したらいいか

まとめると簡単な問題というのは簡単でしかもパターンが少なく、難しい問題は難しくてパターンも多いということです。

前のページで入試は難しくないというお話をしましたが、この入試ガチャの仕組みを踏まえて「どう勉強したらいいのか」というのをちょっと考えてみてください。

ヒントとして、効率の悪い勉強例を紹介します。

「簡単な問題はもういいや。よし、もっと難しい問題をやってみよう」

こういう勉強の進め方をしていて、もしテスト本番で選ばれたガチャ玉がたまたま自分の苦手なものだと、とても残念な結果になってしまいます。簡単な問題を、全部カバーできていないというのが原因です。イラストにするとこんな感じですね。

自分にとって簡単だと思って全てのガチャ玉をカンペキにする前に途中で投げ出してしまうと、それが点数を失う原因になってしまいます。

「わかったからもういいや」

実はこれが前回お話した正答率のズレの正体です。何度も繰り返しますが、難しい問題が解けないから点数が取れないのではありません。簡単な問題を安定して取ることができていないんですね。

ここに気がつくかどうかが大きな差になってきます。

ではどう勉強したらいいのか、次のページではもっと具体的に勉強法を解説してみたいと思います。

5. おうち塾をオープンしよう

テストはガチャである