最高の教材はコレ

勉強法の大原則は

接触回数を増やす

ということだとお話しました。

今回は接触回数を増やすために必要な、本当に最高の教材を1つ紹介しますね。

フィルタリング

前のページで

「正しい」勉強法ではなく「自分の」勉強法

が重要だとお話しましたが、「自分の」勉強法のためには、自分専用の教材が必要です。

自分専用の最高の教材は

間違いまとめ

です。

ワークや模擬試験で間違ったものを、ノートやカードにまとめたものです。これがあなたにとって最高の教材となります。

ノートでもカードでもいいんですが、教材として一番重要なのは自分が勉強するべきものだけフィルタリングされているということです。

第一章でお話ししたガチャのたとえでいうと、自分にとって苦手なガチャ玉をなくしていくということです。

テストはガチャである

「今年の入試にどんな出る問題がわかったらいいのに」と考える人も多いと思いますが、それは出題者以外わかるわけがありませんよね。 でも どのように問題が出されるかという仕組みはわかりますので、攻略可能です。 それを解説してみたいと思います。 テストの問題は完全にランダムに出題されるわけではありません。 問題はガチャから出題されると考えてみましょう。 よくお店に置いてあるガチャガチャです。 …

苦手なものだけをフィルタリングすることで、効率よく勉強することができます。

模試直し

模試のテスト直しもフィルタリングできるいい教材です。

特に模試では得点できたはずなのに失ってしまったケアレスミスに印をつけてみるといいですよ。

もしそのミスがなかったら何点アップするかを数えてみてくださいね。少なくともその点数まではすぐに到達できるということです。

細かく分析するなら、理解と得点の表を使ってみてください。

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得点できたもの、できなかったもの、そして理解しているもの、していないもので分けると4つのエリアに分けることができます。

合っている問題も含め、それぞれどこのエリアに分類できるか、自分の答案をチェックしてみてくださいね。理解しているけれども得点できない2のエリアが最優先です。簡単に点数につながるからです。まずは2を1のエリアに持っていく工夫をしていきましょう。

逆に理解していないのに得点してしまった3のエリアは、本番で点数がガタ落ちするようなバクダンを抱えていることになるので注意が必要です。

4のエリアは、2のエリアよりは優先順位が低いですが、得点源にはなります。もしかしたら捨てるべき問題かもしれません。手を付けるとしたら、2のエリアを経由して1のエリアに行くことになりますから、割と負担が大きいです。

テキストに書き込みはしない

提出する必要がない教材でなければ、テキストに書き込みをしない方がいいです。

一つの方法はノートに答えを書いて、間違った問題に印をつけていくという方法です。

もう一つはテキストにオレンジ色のフリクションで書き込みをしていくという方法です。

この方法のいいところは、オレンジのペンは赤シートで隠せば消えるというところです。一回目はペンで書きながら進め、二回目以降は書き込みせず赤シートでチェックできるので時間を大幅に短縮できます。もちろんフリクションなので消すことができます。

PoICカード

ぼくが最もオススメする、ぼく自身もいま勉強するのに使っている間違いまとめの方法を紹介します。

作り方は間違った問題をインデックスカードと呼ばれるカードを使って、表に問題、裏に答えを書いていくだけです。

問題を見て答えをノートに書いていき、正解したものと不正解のものを分けていきます。

そして正解したカードにはその日の日付をスタンプで押していきます。スタンプが5個連続で押されたらそのカードは「卒業」させていきます。

この方法のいいところは、どのくらい覚えたかが目で見てわかるという点です。5連続で正解すれば覚えたという自信になりますし、自然に接触回数を増やしていくことができます。逆にどのくらいで忘れてしまうかということも直感的にわかるようになります。

そしてサイズもちょうどいいんです。単語カードだと数学や社会の問題をまとめることが難しいのですが、このインデックスカードならばどの科目でも書き込めるスペースがあります。

さらに強力な武器として、ハンディプリンターというものがあります。データが用意できれば、手書きするよりもはるかに速いスピードでカードを量産することができる画期的なツールです。

繰り返しやったら答え覚えちゃう問題

同じ問題を何度も解いたら答えだけ覚えてしまうという人がいるのですが、それはそれでいいんです。

第一章でもお話したとおり、できていることをもう一度ダメ押しで勉強するオーバーラーニングが重要です。

他の解決策として、裏問題にするというものがあります。

たとえば「御成敗式目を定めたのは誰か」という問題と「北条泰時」という答えがあったとします。もし覚えてしまったと思ったら、問題を「北条泰時」にするんです。北条泰時から連想できることは何か?を考えてそれに答えていくと良いです。

次のページでは、参考書や映像などの選び方について解説していきたいと思います。

塾教材・市販教材・通信教材・映像教材どれがいい?

前のページで 間違いまとめ が最高の教材だというお話をしました。 間違いまとめが最も効果的だとしても、その前の段階で解くワークなどがどう選べばいいのかという問題がありますよね。そのあたりを忖度なしでレビューしたいと思います。 ずばり、一番質が高いのは …

最高の教材はコレ