はじめに

こんにちは。どういう偶然かこのブログを見つけていただいて、ありがとうございます。

『青森県高校入試のトリセツ』は、青森県の県立高校を受験する生徒と保護者に向けて書かれたシリーズ記事です。

時間をかけて結構長めの記事を書きました。まずはなぜぼくがこの記事を書いているのか、個人的な心情をお話させてください。

情報はオープンに

このシリーズは二つの想いだけで書かれています。

一つ目の想いは「もっと情報をオープンにしたい」というものです。

青森のような地方の高校受験においてはローカル情報が重要です。それにもかかわらず、青森の高校入試にちょうどぴったりの情報はネットを探しても見つかりません。

青森の高校入試には弱点があります。このシリーズをまとめるにあたっては去年の受験生へ聞き取りをして、 700名以上の自己採点データを集め、青森県の高校入試を徹底的に分析しました。

弱点がわかれば、何をすれば良いかがわかりますよね。入試の弱点を知って合理的に点数を取るための戦術書になるように書きました。読めば誰でも再現できる具体的な勉強法も紹介してあります。

「受験勉強しよう」「入試のことを調べよう」とスマホで検索して、たまたま見つけた人だけがコッソリ見てくれればいいなと思っています。そして少しでも役に立ったり喜んでもらえたらうれしいな、という気持ちで『青森県高校入試のトリセツ』を書きました。

塾なしで勉強している生徒や学校に行っていない生徒、学習塾が近くにない町村に住む生徒にも届けられたらと願っています。

自己紹介

二つ目の想いの前にぼくの自己紹介をさせてください。名前は三國清志といいます。青森市に生まれて佃小、佃中、青森高校で学び、大学4年間だけを横浜で過ごし、それ以外はずっと青森市で暮らしています。

mikuni

デザイナーさんに描いていただいた似顔絵、似ています

ぼくは8人で満席の小さな塾をひっそりと運営しています。うちの塾は生徒中心の「主体的な学び」を実践する塾です。

指示も出しませんし、ルールもありません。こちらが指示しなくても自分で考えて勉強してくれているんですよね。

「今日はこのテキストで数学を勉強します」「テスト前なんで、理社メインでいきます」「進め方これでいいんでしょうか」ということを、生徒の方から言ってきてくれます。

生徒たちが勉強する姿を見ていると、不思議と彼ら彼女らが将来仕事をしている姿が目に浮かんできます。ポジティブに自分から動いていく姿が見えます。

そんな生徒たちを尊敬しながら、のんびり楽しく塾を運営しています。

いい教育ってなに?

さて、二つ目の想いは「本当にいい教育ってなんなのか?」という問いかけをしたかったというものです。

ぼくは塾講師ではありますが、実はペーパーテストの入試は廃止してもいいと思っています。みんなが点数ばかりに目がいって、大切なものを見失っているように見えるからです。

生徒は点数で評価され、お母さんは点数に一喜一憂したり子供の態度にイライラしたり。学校は「他校と比べて出来が悪い」といって山のような宿題を出し、塾は「このままの点数ではまずいのでもっと受講してください」と営業をかけて…誰もが自分のことばかりで、実は孤独です。

それぞれがマウントをとりたい一心で、必死に圧力をかけてきます。圧力に潰された生徒はやがてロボットのように無表情で言われたことをこなすだけになります。

これがいい教育なわけがないですよね。

新しい学習指導要領では「対話的な学び」という今の時代にふさわしい教育方針が示されました。必要なのは圧力ではなく、対話です。

教育というと難しく聞こえますが、ただ幸せに生きていくにはどうしたらいいかというそれだけのことです。保護者の立場だと子どもが将来どのようになってほしいか、生徒の立場だと将来自分に役立つ能力ってなんだろう、ということですね。

現実的には入試があるので点数のために勉強します。それでも、いい教育って何なのか、本当に身につけるべきものはなんなのかを一緒に考えていけるような記事にしたいなと思います。

そして少しでも心が軽くなって受験をもっとハッピーに乗り切ってもらえればと思います。そのための保護者と子どもとの関わり方、反対に生徒視点での親との関わり方のヒントも書きました。

まとめ

「情報はオープンに」

「本当にいい教育ってなんなのか?」

こんな想いから「青森県高校入試のトリセツ」は書かれました。誰か一人でもいいのでこの想いが届けばいいなと思います。

次のページではこのシリーズの読み方と、ずばり合格に必要なものを解説していきますね。

2. 合格に必要なもの

はじめに

青森県立高校の倍率

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